イヤホンマイクの製作(2005.2.19)


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 最近の100円ショップには、いろいろと便利なものが売られています。 携帯電話用のイヤホンマイクもその一つです。 元々は携帯電話用ですが、一部改造することで、アマチュア無線のハンディ機やモービル機などに流用することも可能です。 ここでは、安価に改造して、ハンディ機用のイヤホンマイクを作ってみたいと思います。

 なお、イヤホンをして自動車等を運転することは大変危険です。 道路交通法では運転中の運転に関わるもの以外の機械の操作等が禁止されているだけで、イヤホンマイクそのものの使用は認められているようですが、周りの音を遮る点、耳に意識を集中させてしまいやすい点などから、運転中のイヤホンマイクの利用は避けるべきです。
 運転中の利用は、絶対にお勧めできません。 

 
   100円ショップによって、種類があるようですが、スイッチ付きのものはこのようになっているのではないでしょうか。 スイッチは、スタンバイスイッチとは異なり、マイクをショートすることで、音声を出力させない(内緒話をする)ためのものです。 今回は、このスイッチをスタンバイスイッチに流用すると便利なので、いろいろなお店を探してみるのもいいですね。
 
   これは、スイッチのついていないタイプのものです。 このタイプの場合は、スタンバイスイッチとして、何かのスイッチを取り付ける必要が生じますが、それこそ各自の好みに寄るので、作り方は無数にあることになります。
 
   少し古いタイプ(新型を持っていないので確認できない)のICOM、スタンダード、ヤエスなどのハンディ機に使うためには、このように改造することになります。 一番の問題は、スイッチの配線を変更して、スタンバイスイッチとして動作するようにすることでしょう。
 今回手に入れたイヤホンマイクのスイッチ(マイク)部分です。 小型のECM(エレクトリック・コンデンサ・マイク)とタクトスイッチが小さな容器の中に押し込まれています。 タクトスイッチの配線を変更し、抵抗を適宜収めるには、かなり苦労すると思います。 抵抗は、場合によってはなくても動作することもありますので、最初に試してみるといいでしょう。 抵抗が不要の場合でも、半田付けをし直した部分を絶縁させた上で、コードを引っ張っても壊れないように工夫をして容器のふたをするのは、一苦労ですので、実際に工作を始める前に、配置等をよく考えるようにしましょう。 即乾タイプのボンドなどで仮固定したり補強したりするのもいいと思いますが、粘性の少ない瞬間接着剤は、マイクの前面にしみ込んでしまう場合もあるので、十分気をつけてください。
 プラグは、自分が使うハンディ機(場合によってはモービル機等)にあわせますが、ケンウッドだけ逆になっています。 モノは2.5φと3.5φの標準的な物なので入手は容易でしょう。 写真のようにゆとりを持ってブラブラさせておく方が取り扱いは簡単ですが、幅をきちんと合わせて固定させる方法もあります(エポキシ系ボンドなどを利用する)。
 元々のイヤホンマイクについているプラグは2.5φだと思います。 これをそのままマイク側に利用することは可能で、そうすると、部品代が一つ浮き、超安価なイヤホンマイクが作れます。 線をはずすときは、面倒がらずにイヤホンからの線をたどり、間違えないように切断しましょう。
 
   ケンウッド系の場合は、スタンバイスイッチの接続の仕方も違っており、アマチュアの汎用性から考えると不便極まります。 それでも、基本的には、プラグが反対なことと、イヤホンとマイクのアース線をショートさせることで送信になることを押さえておけば大丈夫でしょう。 抵抗が不要な分、狭い容器内に収めるためには都合はいいかも知れませんが、半田付け部分の絶縁があるので、やはり狭くて苦労しそうです。 また、元々のプラグを利用するためには、配線を取り替える必要があるでしょうから、ちょっと面倒かも知れません。 半田付け部分をビニールテープで保護したりすると、見た目が良くないので工夫のしどころですね。
 スイッチ付きのものを改造するのは安価でいいのですが、容器内に収めるのが大変ですし、スイッチのないタイプのものしか手に入らない場合もあるでしょう。 その場合、スタンバイスイッチを別の小さなケースに収めて腰ベルトなどに留めておく方法も検討の余地が出てきます。 プッシュスイッチ、スナップスイッチ、シーメンスキー(!)など、各自の好みのスイッチとケースを用意するのは、結構高価になってしまいますが、見た目や使い勝手は良くなりますから、スタンバイ別ケース案も悪くありません。 スイッチをタッチスイッチにしたい場合は、写真のような、JKフリップフロップを使ったタッチスイッチを利用するのも方法です。 例えば100円ラジオのケースを利用して、内部に空中配線基板を収めてしまう手もあります。 ただし、タッチスイッチを利用する場合、誤送信しない工夫をしておく方がいいでしょう。 送信中、一定時間ごとにピッという音をイヤホンに流したり、小さくオルゴールを流していたりして、周りの人に迷惑をかけない工夫を考えましょう。

 上手に利用すれば便利なイヤホンマイクですが、安全には十分に気をつけなければなりません。 ミーティングやイベントなどで待機しているときには便利ですし、安価に作ることもできますから、一つ(二つ・・・)作っておくのも楽しいものです。 軽い工作として試してみませんか?
 くれぐれも、自動車の運転中には利用しないようにしましょう。

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